食からの健康支援団体を目指して。
会長挨拶
「食のちから」を信じて
コロナカ禍から解放され、やっと日常を取り戻せると考えたのも束の間、今また感染症との戦いがあちこちで始まっています。こうした目に見えない敵との戦いに勝つには、かねてからの自己管理以外にありません。医療の進歩、そして医療情報の氾濫、それがさらに想定外の健康不安を増長します。かねてから自分自身の健康を「栄養=食」のちからで維持するため「考えて食べる」習慣づけが必要です。
「お口から食べる幸せ」と言われます。それでも何らかの理由で、日常の食事が継続できない状態に置かれる場合もあります。口腔から肛門までの一本の消化管の流れの中で、障害を起こしている部位の働きを理解し、適切な栄養給与を図る手段を考え、実践するサポートは管理栄養士、栄養士の責務です。流動食・粥食・軟食などの食形態、特別な栄養素に対し量の増減・組合せなどの質、それらの適切な栄養給与法を選択し、必要量を充足させる技術が欠かせません。栄養給与法は、大きく静脈栄養⇒経管栄養⇒経口摂取に分けられます。静脈栄養(点滴)は、必要な栄養を薬と同等に水分とともに血液の中の状態に変え、体の中に給与することです。経腸栄養は食品を消化管の中にある状態と同じ形態に変え、胃や腸に給与する方法です。経腸栄養は栄養給与を図りながらお口から食べるトレーニングもできます。ゴールはあくまでも日常的な食事を、美味しく楽しみながら食べられるようになることです。
(公社)鹿児島県栄養士会会員の管理栄養士・栄養士は、栄養の原点から命の復活に欠かせない「食のちから」をもって「お口から食べる幸せ」を失うことのないよう学びを深め 日々研鑽に努めています。県民の皆さんの周りには、私たちの仲間がたくさんいます。お一人お一人の健康の維持に、健康寿命の延伸に、ご一緒に取り組んでいきましょう。
令和6年6月
公益社団法人鹿児島県栄養士会
会長 油田 幸子
役員構成
公益社団法人 鹿児島県栄養士会
代表理事(会長) | 油田幸子 |
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理事(副会長) | 児玉敬三,中尾矢央子 |
常務理事 | 立石百合恵 |
理事 | 松窪久美子,今村佳代子,進藤智子,山下雅世,伊東友紀子,森田洋子,正德千恵,久保美佐子,執印友美,桑波田真代,西久保朱里 |
監事 | 松下良成 |
公益社団法人 日本栄養士会
代議員 | 森田洋子,児玉敬三,油田幸子,奥珠美,萩原恵子 |
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予備代議員 | 白井宗子 |