Basic Policy令和6年度 基本方針

令和6年度 基本方針

 『公益社団法人鹿児島県栄養士会(本会)は、県民の健康増進を図るため、管理栄養士・栄養士の専門性を持って、保健・医療・福祉及び教育の分野において、食生活改善に関する知識の普及、啓発等の事業を行うとともに、会員の職業倫理の向上及び栄養に関する専門的教育、学術、調査研究による資質の向上に努め、もって県民の健康と福祉の増進に寄与することを目的とする、という会員共通の公益的精神の基に活動を推進していく』これは本会の定款に定められた目的です。

 令和6年度診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス等報酬改定は、薬価改定等を除き、6月1日より施行されます。これから起こり得る①超高齢化社会(2025年問題)②生産年齢の減少(2040年問題)を、“栄養(食)”からの健康増進に関わる本会も、職能団体としてこの課題を避けて通ることはできません。その柱は、
 1,医療・介護・福祉の連携が必須
  ・地域包括ケアシステムの構築…住み慣れた場所で最後まで!
 2,医療情報のデジタル化
  ・医療・介護・福祉、情報の共有化
 3,外来医療:かかりつけ医機能強化による合理化
  ・連携活動・チーム医療の充実の推進
など、新しい関わり合い方を求められます。すべての会員が共通の学びを得、実践できる職能団体として多職種・各地域別の協同の研究会を進め、連携を充実させていきます。

 公益活動として、県民公開講座(南九州市開催予定)・管理栄養士によるクッキング講座・スポーツ栄養セミナー・全国糖尿病週間関連イベント・CKD予防啓発イベント・歯と口の健康週間イベント・たるみず元気プロジェクト・てらの保健室など継続していきます。またJDA⁻DATの各地域への隊員の配備を充実させ、災害時の対応に適切に取り組めるよう推進していきます。栄養ケアステーションを中心に、在宅訪問栄養指導の拡大、高齢者の保健事業と介護予防の一体化への取り組みのため、市町村との連携を積極的に図っていきます。

 本会会員は、誰でもどこでも健康増進の働きかけができる医療職であると認知してもらえるよう取り組みを拡大していきます。セクト主義を排し、協同のチームでとして進めていきます。本会のこうした活動を充実させるには、若い会員の皆さんのエネルギーが必要です。医療・介護・福祉に関連する業務に関連する管理栄養士・栄養士のすべての皆さんは、全員本会の仲間となって職場への・社会への貢献度を高めていきましょう。

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