Basic Policy令和5年度 基本方針

令和5年度 基本方針

 公益社団法人鹿児島県栄養士会(以後本会)は、県民の健康増進を図るため、管理栄養士、栄養士の専門性をもって、保健、医療、福祉及び教育の分野において、食生活改善に関する知識の普及、啓発等の事業を行うとともに、会員の職業倫理及び栄養に関する専門的教育、学術・調査研究等による資質の向上に努め、県民の健康と福祉の増進に寄与することを目的として、会員の共通した公益的精神のもとに活動を推進しています。

 2020年世界中を震撼とさせた新型コロナウイルス感染症はさらに拡大し、いまだに本会の活動にも少なからず影響をおよぼしています。しかし本会はその責務を会員の知恵と努力で多くの事業を継続してきました。

 令和5年度は国・県・市町村など保健医療体制の中間見直しの時期となっています。感染症対策の種々の制限が解除され本来の活動に復帰していきつつある今、本会もこれまでの経験の踏まえながら、活動していきます。

 鹿児島県の高齢化に対する栄養からの取り組みを直近の課題に、会員のスキルアップのための研修会を継続して開催し、またその力を発揮するための県及び各市町村との連携強化に拡大させていきます。

 本会の活動は全県に隙間なく活動できるよう各地域にネットワークを構築し、多医療職団体との連携を図っていきます。それは県民と繋がり、栄養の大切さを伝える「管理栄養士・栄養士の見える化」の実践です。健康かごしま21の達成のための活動や在宅医療に向けて、会員の活動基盤を変えることなく実践できるように取り組んでいきます。生活習慣病を代表とする種々の疾患の予防の基本は「栄養=食」です。糖尿病、高血圧、循環器疾患、透析など、鹿児島県は大きな課題を抱えており、栄養からの取り組みに大きな期待がかかっていることを念頭に置かなくてはなりません。

 県民公開講座の継続、管理栄養士によるクッキング講座の再開、JDA-DATの各地域ごとの人材配置、垂水研究などの地域と連携した研究活動、各地域でのスポーツ栄養の普及、また各市町村の地域ケア会議や各地域での健康イベントへの参画など、会員の活躍の場の拡大に積極的に取り組んでいきます。

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